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2010年6月 8日 (火)

雑誌「アクティオ」にレビュー記事

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雑誌「アクティオ」2010年7月号のブックレビューコーナーにて、拙著『多摩のまち 自転車探検』のレビュー記事を執筆しました。

自分の本について語ることが、果たしてレビューと呼べるのかという疑問はとりあえず脇においといて。
編集部の許諾のもと、転載させていただきます。

 手前味噌で恐縮だが、初の著書を上梓した。私が住むジモト=多摩をママチャリで気ままに走るというコンセプトで執筆したものだ。
 多摩と聞くとニュータウンに代表される都心のベッドタウン、23区のオマケ的な見方もされがちだが、実はそうではない。高尾山や、ジブリ映画の舞台ともなった里山に代表される豊かな自然が息づく。また新選組や自由民権運動をはぐくんだ歴史の舞台でもある。一方戦時中は軍都として空襲にさらされ、基地や工場の跡地には米軍が進駐した。戦争遺跡も数多く残る。
 そんな多摩の、普段は気付かない多彩な表情が、自転車に乗ることで見えてくる。そうして自分の住む場所が身近に感じられれば、ジモトへの愛着もわくだろう。
 自転車に今流行のスポーツ車ではなくあえてママチャリを選んだのも、「思い立ったらすぐ出発!」というフットワークの軽さを大事にしたかったからだ。そして言うまでもなく、スポーツ車ならよりバリエーションに富んだ楽しみ方ができる。
 グーグルマップ上にサイクリングコースを書き込めるウェブサービス「グリーンペダルマップ」(http://www.greenpedal.jp/)を見てみると、ビューポイントやカフェなどのおすすめスポットが登録されているのは圧倒的に23区内が多い。近頃の自転車ブームの理由の一つに「都市での快適な移動」があるが、それゆえ必然的に、ブームは都心を発信源とする一極集中的なものになりがちだ。
 しかし自転車の楽しみ方はもっと自由でいいはず。たとえアーバンでなくても、ペダルの向こうには未知の世界がある。ジモトで楽しむ自転車生活を提案する拙著は、一極集中へのオブジェクションでもあるのだ。

 この度は拙稿を掲載してくださいまして、ありがとうございます!
 雑誌「アクティオ」は都内書店のほか、全国各地で販売中です。

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