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2016年1月27日 (水)

「骨格幹線道路」ではなかった、小金井の都道計画案

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都道の第4次事業計画で優先整備路線に指定された、小金井市内の2本の計画路線案。現在、都は新宿と立川でオープンハウス(第4次計画に関するパネル展示と説明)を行っている。27日、「はけの自然と文化をまもる会」のみなさんに混じって、立川のオープンハウス(立川合同庁舎)に足を運んだ=写真。

そこで私にとっては驚く発見があった。2本の都道計画路線案(小金井3・4・1号線、同3・4・11号線)は、いずれも「骨格幹線道路」ではなかったのだ。

骨格幹線道路とは、都の内外を結ぶ重要な道路のこと。文字通り、都の道路交通の「骨格」をなす「幹線道路」だ。平時は交通の動脈を担い、大規模災害時には物資輸送や避難・支援等の役割を担うことが期待される。第4次計画でも骨格幹線道路の整備は重要な目的だ。

私はこれまで、てっきり2路線案とも優先整備路線=骨格幹線道路だと思っていた。なぜなら、市や都の担当者は説明の場で必ず「道路ネットワークの整備」や「災害への備え」を強調するからだ。また、第4次計画を図示したマップを見ると、優先整備路線と骨格幹線道路の見分けがつきにくい。

そもそも、優先整備路線の選定をめぐっては「骨格幹線道路網の形成」をはじめ「都県間ネットワークの構築」「防火帯の形成」など合計15項目の検討項目がある。これらの内のいずれかに合致したものが、さらに選別を経て優先整備路線に選ばれるしくみだ。

では、2路線案はどの項目に合致したのか。都に聞いてみると、東西に走る3・4・1号線は「5・交通処理機能の確保」「6・緊急輸送道路の拡充」「8・防火帯の形成」、南北に走る3・4・11号線は「5」「7・避難場所へのアクセス向上」「8」が該当するという。

6、7、8と防災対策の要素が含まれている点は行政の説明通りだ。しかし5は例えば道幅を広げたり歩道を確保したり・・・というように、住民の利便性向上が目的。つまり2路線は、少なくとも「都内外の交通ネットワーク確保」「都市の競争力確保」などのように、増加する交通量をさばくということを主たる狙いとはしていないことが見えてくる。

「都市の国際競争力を高める上で道路ネットワークの整備は重要だ」「災害への備えを」・・・。そう言われると「やっぱり都道は必要なのか」「道路を作らないで、との思いは地域エゴなのか」などという気にもなる。しかし骨格幹線道路ではなく防災や利便性向上が主な目的だとすれば、2路線案とは別の方法を検討する余地もあるのではないか。

都や市の説明方法は、あたかも優先整備路線が骨格幹線道路であるかのようなミスリードを招くのではないか、と感じた。

この他、今回のオープンハウスでは
・2路線案の建設に要する概算予想額は出ていないこと
・2月10日のパブコメ〆切後、3月末までに優先整備路線案を確定する。会議の開催日は未定
・環境アセスは計画が確定してから実施
というようなことも分かった。

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