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2016年1月20日 (水)

都道計画の説明会

都が小金井市内に計画している2本の都道についての説明会が20日、小金井市役所で開かれた。坂井えつ子市議がセッティング。平日の午前にもかかわらず市民約40人が参加し、市都市計画課担当者の説明に耳を傾けた。

市の説明によると、都は幹線道路網の構築に当たり「優先整備路線」を指定。路線の整備を通じて多摩と周辺地域、すなわち区部・埼玉・神奈川・山梨などとのネットワーク化を進める。交通の円滑化や、クルマと歩行者の分離が期待できるという。また、優先整備路線では出来るところから電線の地中化を行い、災害対策とするとも説明した。

市内を貫く2本の都道計画について市担当者は「都の直轄事業だが、市も整備が必要と考えている」と明言。連雀通りの拡幅を模索したが果たせなかったこと、付近の生活道路がクルマの抜け道となっている現状を解消したいことなどを説明した。つまりこうした事情が、市として都道計画を是認する背景であることが窺われた。

これに対して市民からは質問が相次いだ。
市民「なぜ都がこの2本を選んだのか」
市担当者「説明できる資料がない」
市民「計画路線を図示した地図を配布するよう昨年末に要望したが、実現していないのはなぜか」
市担当者「著作権の問題がある」
市民「著作権の許諾を得るのは難しいことではない。すぐ対応して欲しい」
市担当者「都に掛けあってみる」

市は路線選定をめぐり、都庁にも通って会議を行っているはずなのだが、路線選定の理由をきちんと説明できないのはなぜなのか。市民、住民の目線で事業に取り組む姿勢が希薄と感じた。端的に言って「他人事」なのである。

この席で「住民が都道計画で立ち退くにしても、納得出来るだけの説明が市からされていない」と訴えたのは、「はけの自然と文化をまもる会」の安田さん。

既存路線の拡幅が難しいからといって、住宅地に新たに道路を作れば多くの住民が立ち退きを迫られる。移転補償が行われるにせよ、計画路線にかかる住民にとって移転は大きな負担だ。市はそうした「痛み」への想像力が欠けているように見えた。

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