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2016年1月19日 (火)

SMAPの謝罪とメディアの不全

昨日18日夜のフジテレビでのSMAPの謝罪放送。
センターのキムタク(と書くのも不自然極まるが)を除く4人は一様に表情が死んでいた。
それでリーダーの中居くんは下手(しもて)。情け容赦の一切ない「見せしめ刑」だった。その「残酷さ」においては、過激テロ組織の処刑映像さえも思わせた。

結局のところ、確たる事情がわからない、誰への何に対する謝罪なのかあいまいなままでの「謝罪」だった。所詮は芸能ネタに過ぎない、と言ってしまえばそれまでだが、それでもいくつかのことは言えると思う。

一つはSMAPの「仲良し5人のアイドルグループ」というブランドイメージが決定的に毀損したこと。むしろ解散したほうが、後腐れなくて良かったのではないか。

二つ目はメディアの「翼賛」。
謝罪放送が事務所側の意向を忖度、あるいは全面的に反映していたことは明らかだろう。事務所側に批判的な報道は一部のウェブメディアに限られた。

しかも、謝罪放送に「お上に逆らったらこうなるよ」というメッセージを読み取った国民は多かったのではないか。そして放送したのが保守的スタンスの強いフジテレビであったことは、単なる偶然と思えない。

三つ目は、芸能ネタに報道が集中することで喫緊の社会問題、政治課題がメディアに乗りにくくなること。例えば、私が気になる問題だけでも・・・

・国民年金の積立金を運用するGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)は、この間の株安などで数兆円規模の損失を出しているという。ハイリスクな運用と、それを認めた国の責任について、今国会で厳しく検証されるべきだが、国民の関心は高いとは言えない。

・アベノミクスのブレーンと目される竹中平蔵氏が討論番組で経済のトリクルダウン(金持ちから豊かになると、いずれ貧乏人にも経済の恩恵が及ぶという説)を否定したことも、余り知られていない。アベノミクスはトリクルダウンを前提にしているとされる。

・普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市の市長選挙が17日に告示された。普天間と辺野古の今後に影響を与えうる選挙だが、本土ではほとんど関心が払われていない。

しかし残念ながら現状では、権力の監視という役目をマスメディアに十分期待できない以上、私たち国民が自分で情報を取りに行くより他になさそうだ。

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