« ノーニュークスデイ@代々木公園(3月26日) | トップページ | 夏の国政選挙、野党共闘には「票読み」が大事 »

2016年3月28日 (月)

南相馬避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟・第3回口頭弁論報告(3月28日)

福島県南相馬市内に設定された「特定避難勧奨地点」について国は2014年12月、被ばく線量が年間20ミリシーベルトを下回ったとして解除した。避難していた住民は賠償や様々な支援が打ち切られたために避難の継続が困難となり、帰還を余儀なくされている。

こうした言わば「帰還の強制」に対して住民206世帯808人は翌年の4月と6月、特定避難勧奨地点の指定解除は違法だとして国を相手取り訴訟を起こした。指定解除の撤回を求めるものだが、国が設けた「年間20ミリシーベルト」という基準の正当性を争う初めての訴訟である。

この問題については以前、記事で書いた。

■「特定避難勧奨地点」解除は誰のためなのか? 福島・南相馬の住民の苦悩
http://hbol.jp/52530

今日28日、3回目の口頭弁論が開かれた。住民側は、原町区片倉で14年に実施した線量測定で、ほとんどの場所で空間線量が年間1ミリを上回ること、放射線管理区域に相当する0.6マイクロシーベルト時以上の場所が半分以上に達することを指摘した=写真。

Img_7422

さらに国が設定した家の中の遮へい係数0.4が実態とかい離していることなどを訴えた。遮へい係数とは、屋外の放射線が建物によって減衰する程度を示すものだ。

住民が屋外と屋内を実際に比較したところ、遮へい係数は平均で0.81となった。国が家屋による遮へいを甘く考えていることがわかる。住民は法廷での主張をまとめた文書の中で「0.4という遮へい係数を国が採用したことは、南相馬の実態を無視したものとしかいいようがありません」と訴えている。

« ノーニュークスデイ@代々木公園(3月26日) | トップページ | 夏の国政選挙、野党共闘には「票読み」が大事 »

仕事」カテゴリの記事

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ