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2016年8月13日 (土)

小金井都道計画問題で小池都知事に質問してみた

都知事選を経て、8月より新たに東京都知事に就任した小池百合子氏。
12日、就任後2回目となる定例知事会見で、小金井都道計画問題について質問してみた。

市民団体「はけの自然と文化をまもる会」は今回の都知事選に際し、候補者にアンケートを送付。回答したのは主要3候補ほか4人だが、中でも小池氏は都の道路整備に対する姿勢、および小金井市内に計画された2本の都市計画道路(小金井3・4・1号線、および同3・4・11号線)について非常に詳しく答えている。

■東京都知事選挙候補者への公開アンケート総括(まもる会)
http://hake-bun.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html

この回答を踏まえて、小池氏はどのように答弁したのか。以下はその一問一答である。下記リンク先から当該部分を引用。

■小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成28年8月12日)(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/governor/governor/kishakaiken/2016/08/12.html

(引用開始)

【記者】フリーの記者の斉藤と言います。知事は、来週、都市計画道路の第四次事業化計画について、都市整備局から説明を受けると聞いておりますが、第四次事業化計画で整備する路線について、個別の説明を受けたい路線というのはありますか。

【知事】今、それぞれの局から、課題を一つずつ伺っているところでございまして、今、ご指摘のありました都市計画道路の整備について、一つひとつはまだ受けておりません。しかしながら、これから受けることになろうかと思います。

【記者】それで、知事は、今回の都知事選の際に、候補者として、小金井市内の都道計画に関して、市民団体からアンケートを受けて、それについて回答をしておられます。その中で、「前知事が決めたからといって、都道計画に関してそのまま踏襲するというような硬直的な考えは一切持っておりません」というふうに回答して、さらに、小金井市内の2路線に関して、「この優先整備路線に位置付けることが不適切だと判断される場合には、必要に応じ、見直しを進めていきたい」というふうにお答えになっておられます。この内容に、今も変わりはございませんでしょうか。

【知事】アンケートにお答えした記憶はございます。そしてまた、当時は様々なアンケートを頂戴したわけでございますけれども、それぞれ、私にとりまして、全く新しい課題、東京都知事を目指すがゆえに、様々なご指摘、アンケートなどに答えさせていただくときには、前からやっているからいいということではなくて、やはり、築地もそうなのですけれども、一旦立ち止まって、これは本当にいいのかどうかということを判断すると、総合的にお答えさせていただいております。

ただ、一方で都市計画道路というのは、全体の、交通、それから物流の機能ということを向上させないといけないとか、あと、例えば私が言っております無電柱化のように、緊急物資を運ぶ道路を確保しなければいけないとか、やはり道路の確保というのは日常生活、そしてまた経済活動などに資するからこそ進めていくというケースが多い。一方で、どうやって環境を守っていくかという別の重要なテーマがあると思います。

この路線については、更に事務方から詳しく聞き、どのようにして自然が守られるのかどうかも含めて、更に聞いてまいりたいところでございますけれども、一つひとつご意見などにも丁寧に対応することによって、自然を守り、かつ、それぞれ日々の交通が守られる。いろいろな方法があると思うのです、道路の在り方においても。いわゆる、例えば動物などが、これは空港、沖縄の空港なり、石垣島の空港などもそうだったのですけれども、固有の動物がいたりして、それを滑走路で切ってしまうと生態系がおかしくなるというようなことで、30年以上、いろいろと議論したことがあるのです。

ですから、どのようにして、例えば植物などを守っていくかなどについても、知見もございますし、そしてまた、すばらしい環境を守ると同時に経済も守り、そして渋滞などを防ぐことによって大気汚染も防止できるわけですから。

そういった意味で、今のご指摘の話とアンケートについてはフォローもさせていただき、一つひとつ丁寧に対応させていただきたいと思っております。

【記者】このアンケートの中で、就任したら実際に巡視しという一文がございます。小金井に限らず、見ておきたいというような路線がありましたら、いつまでに大体見ておきたいという。

【知事】もうできるだけ、あちこち行きたいところもございます。テイクノートしておきたいと思います。

(引用ここまで)

直に問答した印象として、都市計画道路の必要性を一般的に長々と話すが、小金井の都道計画にかんして小池氏は特別の知見を持ち合わせていないように感じた。アンケートの回答とは乖離があるのではないか。

例えば、小池氏は回答の中で「小金井市、小金井市議会、小金井市民の皆様からの積極的な要望に基づいて優先整備路線に選定された経過はなく、選定にいたる過程の都民参加も不十分であるとの印象をぬぐえない。数多く提出された意見書についても、都庁内において真摯に対応が検討されたとは思えない」と述べている。

ところが会見で小池氏は「この路線については、更に事務方から詳しく聞き、どのようにして自然が守られるのかどうかも含めて、更に聞いてまいりたい」と言う。整備を前提に説明する都に、計画の見直しを期待できるはずはない。そのような都の姿勢を小池知事はどうやって検証するのか。踏み込んだ言及はみられない。

小池氏が「一旦立ち止まって、これは本当にいいのかどうかということを判断する」には、住民や市当局、市議会の声に耳を傾けた上で、計画を検証するオープンな場を設ける以外にないのではないか。「一つ一つ丁寧に対応」の中身が問題なのである。たんに計画を前提に住民説明を行うというだけであれば、舛添前都知事と大して変わりはしない。

過去の拙ブログ記事より。

■小金井都道計画問題で舛添都知事に質問してみた
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-d9da.html

さらに「現地への巡視」について、小池氏は意欲は示したが、具体的な時期は言及を避けている。「鉄は熱い内に打て」ではないが、知事は早期に視察を行うべきではないだろうか。

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