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2016年11月

2016年11月24日 (木)

読書『しないことリスト』(pha著)

体調を崩して10月で会社をやめたわけだが、振り返ればかなりハードな日々だった。

仕事自体の忙しさもだが(ネタ出しと締切のプレッシャー)、毎朝の通勤ラッシュがきつかった。しかも職場が都心のビル街だったので、窓の外を見てもひたすらオフィスビルが広がるばかりで気分がささくれる。そしてとどめは「ハズレ上司」・・・。

フリーランスから(フリーの仕事も並行して続けていたが)久しぶりの会社勤めは、知らず知らずのうちに心身をすり減らしていたようだ。

ようやく会社勤めから解放された、と思っても頑張りがきかない。意欲がわかない。家の中で「もう仕事したくないよ〜」と何度も口走り、パートナーを大いに不安にさせた。このままフリーの仕事を諦めるしかないか・・・と追い詰められた。

しかしそれは、会社をやめてようやく人間らしい感情が戻ってきたということだ。しんどいが回復のプロセスを歩んでいるわけで、その点は希望である。仕事は週3日位、しかも9時から5時までのフルタイムではなく、かなり緩く働いている。

しかも時間に余裕があるので、本を読んだり近所の温泉に行ったりたっぷり睡眠を取ったりしている。そうしている内に少しずつ気力が戻ってきた。そして読む本も、なるべく働かない、頑張らない、辛いことから逃げる、そんなテーマを選ぶようにしている。『しないことリスト』(pha著、大和書房)もその一つだ。

「ずっと途切れなく活発に活動していると、疲れたり無理が溜まったりして潰れてしまうから、定期的かつ強制的に休む時期があるのがよい」(75頁)

著者は「だるい」が口癖とのことで、他人ではなく自分のペースで生きるためには「しなくてもいいこと」をやめるといい、と本書で説く。努力もそうだ。社会学的な視点を持てば、個人の努力ではどうにもならない事もあるとわかる。

しんどくなったら努力はやめていいのだ。とはいえ今もまだしんどい日々だが、こういう視点を持てたのは良かった。

2016年11月16日 (水)

スマホで聴く「ラジオ・マヤーク」

ラジオ・マヤーク(灯台)は、ロシア全土を網羅するラジオ局。
かつてはロシア極東地域の送信所からの電波を、日本でもAMラジオで受信することができた。

マヤークといえば、このジングル(インターバルシグナル)だ。



毎時0分と30分に、印象的なこのジングルがかかる。

ロシア語などわかるはずもないが、ロシアンポップスなど日本ではまず聴けない番組内容で、異国、欧州の雰囲気が楽しめる局である。

ところで、ロシアのラジオ事情は近年大きく様変わりした。現地のFMを除き、長波・AM・海外向け短波での放送が軒並み停止。日本でマヤークのAM放送を聴くことは、基本的にできなくなってしまった。

そんなマヤークだが、ストリーミング放送でならカンタンに日本で聴くことができる。

■ラジオ・マヤークのウェブサイト(ロシア語)
http://radiomayak.ru/


私はスマートフォンのアプリで聴いているが、ポケットラジオのような使い勝手が楽しい。つけっぱなしにしてBGM代わりにしている。

2016年11月10日 (木)

長引く「心の疲れ」――意欲は資産だ

6月から某業界紙で契約記者として働いていたが、ストレスで心身を壊し、休職を経て退職した。現在は再びフリーランス一本で仕事をしている。

ところが仕事をしようという意欲が湧かない。頑張りが利かず、燃え尽きたような感じだ。1ヶ月ほど休職して体の疲れは回復したはずだが、気持ちが沈んでしまうのである。

自分はどうかしてしまったのだろうか・・・。しかし、仕事のストレスで体を壊すと、心へのダメージは自覚しているより意外と大きいようだ。

■【雇われない生き方】農業人口激減の中、前年比10%増の売り上げを課される農業機器営業マンの苦悩(ハーバー・ビジネス・オンライン)
http://hbol.jp/115715

「肉体疲労は抜けていると思うのですが、気持ちの浮き沈みが激しく、自分でもよくわからないんです」

私は4か月で「壊れた」が、農機具メーカーの営業マンというこの30代の男性(Aさん)は、大学を出てから10年以上も耐えたという。会社組織に適応して、それなりに成果を出していた「エリート」だったのだろう。

しかしそんな人でも休職に追い込まれ兼ねないのが、今の会社での働き方ということだろう。電通では新入社員が過労で自殺した。パワーハラスメントもあったようだ。

記事は、Aさんが帰郷して実家の農業を手伝い、「ナリワイを起こし、自給しながら、日々幸せを感じて生きていきたい」というAさんの「心に芽吹き始めた希望は、きっと実りになることだろう」と結ぶ。

記事を書いた髙坂さんへは以前、取材したことがある。

■ワタシにもできる!?「減速生活」の極意(地球のココロ)
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-1214.html

ただし希望を実現するのは難しい。「疲弊した日本中の地域が新しく生まれ変わり始めている」というが、帰れる実家があったAさんは恵まれていた。個別事例ではないのか、という読後感が拭えない。

話がそれた。一度心身の調子を崩すと長引くようだ。そして発揮できて当たり前、と思っていた「やる気」や「意欲」が枯渇していることに気付くのである。意欲は貴重な資産、資本である、ということを私は身をもって学んだ。

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