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2016年11月24日 (木)

読書『しないことリスト』(pha著)

体調を崩して10月で会社をやめたわけだが、振り返ればかなりハードな日々だった。

仕事自体の忙しさもだが(ネタ出しと締切のプレッシャー)、毎朝の通勤ラッシュがきつかった。しかも職場が都心のビル街だったので、窓の外を見てもひたすらオフィスビルが広がるばかりで気分がささくれる。そしてとどめは「ハズレ上司」・・・。

フリーランスから(フリーの仕事も並行して続けていたが)久しぶりの会社勤めは、知らず知らずのうちに心身をすり減らしていたようだ。

ようやく会社勤めから解放された、と思っても頑張りがきかない。意欲がわかない。家の中で「もう仕事したくないよ〜」と何度も口走り、パートナーを大いに不安にさせた。このままフリーの仕事を諦めるしかないか・・・と追い詰められた。

しかしそれは、会社をやめてようやく人間らしい感情が戻ってきたということだ。しんどいが回復のプロセスを歩んでいるわけで、その点は希望である。仕事は週3日位、しかも9時から5時までのフルタイムではなく、かなり緩く働いている。

しかも時間に余裕があるので、本を読んだり近所の温泉に行ったりたっぷり睡眠を取ったりしている。そうしている内に少しずつ気力が戻ってきた。そして読む本も、なるべく働かない、頑張らない、辛いことから逃げる、そんなテーマを選ぶようにしている。『しないことリスト』(pha著、大和書房)もその一つだ。

「ずっと途切れなく活発に活動していると、疲れたり無理が溜まったりして潰れてしまうから、定期的かつ強制的に休む時期があるのがよい」(75頁)

著者は「だるい」が口癖とのことで、他人ではなく自分のペースで生きるためには「しなくてもいいこと」をやめるといい、と本書で説く。努力もそうだ。社会学的な視点を持てば、個人の努力ではどうにもならない事もあるとわかる。

しんどくなったら努力はやめていいのだ。とはいえ今もまだしんどい日々だが、こういう視点を持てたのは良かった。

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