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2016年12月 2日 (金)

二度読む読書

読み終わって「面白かったな〜」と感じる本は、二度目に読んでも面白い。

一度目は話の展開が楽しく、二度目は「何が面白かったのか」を反芻しながら読む。再発見があるのだ。

『ナリワイをつくる』(伊藤洋志著、東京書籍)は最初に読んだ時、お金のためにあくせく仕事するのは「人生を盗まれている」という指摘になるほどと思った。

それでこの本は、自分で起こす小さな仕事=ナリワイの作り方について論じている。二度目に読むと、単なる小商いのノウハウではなく、生活を豊かにすることに力点を置いていることが分かる。

仕事に時間を取られすぎると日々の生活がおろそかになる。例えば食事は外食や出来合いのものが増えてくる。一概にそれらは否定できないしすべきでもないが、外食や惣菜ばかりで済ませていればお金がかさむ。仕事のストレスを発散するためにお金を払って娯楽を楽しむ。買い物でストレスを発散する。等々。

それはまるでサービスを買うために働いているようなもので、言ってみれば「企業の思う壺」だ。仕事は生活のためだったはずだが、犠牲にした生活を消費で埋め合わせるために「働かされる」。

これが「人生を盗まれている」状態だ。ここを読み違って、金を稼ぐことに目を奪われると多分ナリワイはうまく回らない。ナリワイ力をつけるのに即効性はない。消費任せの人生を少しずつ時間をかけて取り戻すのが早道、と私は読み取ったがどうだろう。

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