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2020年1月

2020年1月18日 (土)

住民ぬきに決めないで――【小金井都道問題】都がオープンハウス開催へ

小金井市内の都道計画で、南北につらぬく「3・4・11号線」について都が「オープンハウス」型の住民説明会を2月21日(金)~23日(日)に行なう予定だ。行政から小金井市議に向けた情報提供があり、すでに開催案内チラシとリーフレットがSNS上で公開されている。

■計画実施が前提のオープンハウス

それによると、会場は宮地楽器ホール(JR武蔵小金井駅南口すぐ)。「オープンハウス」とは出入り自由の住民説明会で、パネルなどの展示のそばに説明員がつく。「広く住民の声を聞きたい」という都の趣旨だが、あくまで計画の「実施」が前提で、計画「見直し」や「中止」の選択肢はない。

そもそも都が「オープンハウスをやる」と言い出したのも、公募に応じた市民が参加する都主催の「意見交換会」で、意見交換が不成立だったためだ。2017年11月から19年2月にかけて行なわれた過去3回のいずれも、計画そのものの見直しを求める住民の声が多数を占めたにもかかわらず、都は「計画実施は前提」との姿勢を崩さなかった。それで不成立になったものだ。

つまり「固定メンバーの住民が参加する意見交換会では、思うようには『道路をつくってほしい』という意見が集まらなかった。それだったら、住民の出入りが自由なオープンハウスをやれば、計画への賛成意見を集めやすい」というのが、今回の都のもくろみといえる。

しかし昨年12月の小金井市長選挙では、都道計画に賛成した候補が落選。「住民の理解を得られない都道計画は容認できない」とする現職市長が再選している。都の思惑通りに事が進むかどうかは不透明だ。

■ボタン、かけ違ってますよ

小金井市議に配られたという、オープンハウスの開催案内チラシとリーフレットを、わたしも読んでみた。それによると、都は道路予定地の住民を立ち退かせ、さらに武蔵野公園をつらぬいて野川に橋をかけるようだ。交通渋滞の解消とか、災害時の避難路が必要とか、もっともらしい必要性が書いてある。
(PDF)オープンハウスの開催案内チラシ
(PDF)リーフレット

Todo_hashi
【画像】都のリーフレットから引用。鉛筆イラスト風でいかにも環境配慮なイメージだが、そもそも公園に車道橋なんか架けないでください。

しかし考えてもみてほしい。渋滞も避難路も、当事者である住民の意見や参加を抜きに、都が道路計画を「あらかじめ決まった答え」として押しつけたところで、円満に解決するだろうか。計画決定前に都が行なったパブコメ(意見募集)では、計画の見直しや中止を求める意見が圧倒している。そして3回目の意見交換会では、地元町会長までもが「町会としてこの都道計画には賛成するわけにはいきません」と言ったのだ。

にもかかわらず「計画決定」した都は、本ブログでもくり返し指摘しているが、つまり最初にボタンをかけ違ったことになる。このままオープンハウスをやっても「住民参加」にはならないので、都は今からでもオープンハウスを取りやめるとよいです。

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