仕事

2017年5月23日 (火)

週休3日制で変わったこと(その2)

昨日の続き。

●妄想する時間が増えた

仕事に直結しないことで、「あれが出来たらいいなあ」「今度はどこそこに行ってみよう」「次の休日は庭の手入れをしようか、積んでおいた本でも読もうか・・・」というふうに、とめどなく考えを巡らせる。すると顔がニヤけてくる。緊張が和らぎ、いい感じでゆるんでいる兆候だ。そんな時間が以前よりは確実に増えた。

仕事のことばかり考えていると、どうしても「そのネタは記事になるか」「今月の売上はいくら」というふうに考えが傾きがちだ。視野が狭まっているのだ。まるでカネのために生きているみたいで、本末転倒である。

一方、妄想していると、判断の基準が「まず自分が楽しいか、やりたいと思えるか」にシフトしてくる。これが行動の動機になる。「売上目標必達するぞ!」と自己暗示するよりも、はるかに健全で健康的だ。

さて、こうして見てみると、私のフリーランスの10年、というか私のこれまでの人生がいかに「〜しなければならない」「〜すべき」というような「型にはめる」考え方に縛られていたかと思うのだ。

フリーランスは好きで始めた仕事だったはず。いや、「好きを仕事にする」はずが、「稼ぐために仕事する」に堕落していたのか。いずれにしても、自分の中の「好き」を置き去りのまま来てしまったのは間違いなさそうだ。

そしてこうも思うのだ。「好きなことなら寝食忘れる」というが、生活をおろそかにしたところで「好きに没頭」もあったものではない。たっぷり寝て、生活を楽しむ余裕をキープした上での「好き」ではないかと。

これは自分でも少し驚く結論なのだが、「好きを仕事に」もたいがいにせい、ということなのかもしれない。

2017年5月22日 (月)

週休3日制で生活に「ゆとり」が生まれた

週休3日制を始めて1週間。早くもいろいろな変化が出てきた。

●時間に余裕が生まれた

週休3日制にあたり、勤務時間を9時から17時と決め、この時間以外にメールやSNS等で仕事のやりとりは原則しないことにした。例えば、17時以降に来たメールは、翌営業日に返事するといった具合だ。

いつでも仕事上のやりとりを意識していると、仕事と生活の境目があいまいになり、精神が休まることがなく落ち着かない。これを改めた。

また、17時をその日の仕事の区切りとして(実際には19時くらいまで仕事していたりするが)、急ぎでない限り、その日の内に案件が終わらなくてもいいことにした。今までは原稿をとにかく書き終えようとするあまり、夜遅くまでパソコンを開くことも多かったためだ。

こうすることで、時間に劇的といっていいくらい余裕が生まれている。「今日の仕事、終わり!」とパソコンを閉じる解放感も味わえ、これが気持ちいい。

●家事を楽しめるようになった

時間に余裕が出来たことで、今まではどちらかというと面倒だった掃除や洗濯、料理などが楽しめるようになった。

心の持ちようでずいぶんと感じ方も変わるものだ。私は時々カレーを作るが、市販のルーではなくカレー粉や香辛料を使って作る。今日も晩ごはんのカレー作りに挑戦。隠し味にコーヒーや味噌、ヨーグルト、ジャムなどを入れてみる。毎回作るたびに味が変わって安定しないが、それも面白い。

朝のコーヒーが気分を劇的に整える話は以前書いた。毎日コーヒーを淹れるようになって、どうすればおいしく淹れられるか試行錯誤を繰り返している。粉の量、お湯を注ぐ速さ、注ぎ方。始めた頃はやたら薄かったり苦かったりだったが、最近は多少飲める味にはなってきた。まだまだ満足していないが・・・。

●音楽を聴くようになった

原稿を書く仕事を始めてから音楽を聞かなくなった。それは書くことに集中していると音楽が邪魔するからだ。以前買ったCDもあらかた手放した。

断捨離できて、それはそれでよかったが、時間が増え、家事を楽しむ余裕ができると、何か音楽を聴きたくなった。それで、携帯プレーヤーに残してあったポップスとかを聴きながら家事をするのだ。これが楽しい。

それでまたいろいろ聴きたくなった。ジャズとかJポップとか。CKB(クレイジーケンバンド)のアルバムをあれこれ聴いてみたい。そういえばレンタル屋もずいぶん利用してないや。

つづく。

2017年5月17日 (水)

共謀罪法案を考えるために読むべき記事3本

共謀罪とは、2人以上で犯罪を計画すること。政府与党は今の国会で、共謀罪の取締りが目的の「共謀罪法案」=組織犯罪処罰法改正案の成立をめざしている。

法案は「テロ等準備罪法案」とも呼ばれる。しかし対象はあくまで組織犯罪なので、例えばトラックで群衆に突っ込むような個人テロはそもそも防げない。

それだけでもお粗末なシロモノだが、問題はそこのみにとどまらない。

■「花見にスマホ持参で逮捕」低レベルすぎる国会審議で共謀罪を採決か―答弁できない法相、日本語歪める首相(志葉玲)
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20170517-00071037/


国会質疑での金田勝年法相の答弁が傑作だ。いわく、お花見会場に地図や双眼鏡、メモ帳などを持参するのは犯罪の下見をするのと外形上は同じだ、とのたまった。つまりスマホには地図やカメラ、メモなどのアプリがあるから、お花見にスマホを持参すると共謀罪となってしまう。

答弁の体をなしておらず、まるでマンガだ。しかし与党は数に頼んで、この法案を通そうとしている。

■もし「共謀罪」が成立したら、私たちはどうなるか【全国民必読】(現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51376


共謀罪法案が成立しても、一般市民には直ちに影響は出ない、との見方もある。しかし脱原発や住民運動、反基地運動などは法案のターゲットとなり、表現活動も萎縮しかねない。記事は、犯罪認知件数が近年減少する中、警察の仕事づくりが法案の目的ではないか、と見立てる。

また、共謀罪法案は国家権力にはとことん甘い。特別公務員職権濫用・暴行陵虐罪、公職選挙法・政治資金規正法違反の罪などは対象外だ。さらに民間の贈収賄(わいろ)罪も対象外という。

経済界が政治家をカネで抱き込み、企業に都合のいいように国のしくみを変えさせる。市民運動や住民運動、労働運動は共謀罪で押さえ込む。これから格差拡大や環境破壊もさらに進んでいく・・・。2つの記事を読んで思ったのはそんなことだ。

それにしてもなぜ今、共謀罪法案なのか。それを読み解いたのがこの記事だ。

■【憲法特集】「属国」直視から 内田樹さん(カナロコ)
http://news.line.me/issue/oa-kanagawa/a3cc424fe76c


「日本の指導層の抱え込んでいる「主権国家でないことの抑圧された屈辱感」は日本国民に「主権者でないことの屈辱感」を与えるというかたちで病的に解消されることになった。それが特定秘密保護法、集団的自衛権行使の閣議決定、安保法制、共謀罪と続く、一連の「人権剥奪」政策を駆動している心理である」(引用ここまで)


日本はアメリカの属国だが、政治家や官僚はこの事実に向き合おうとせず、「主権国家でないことの屈辱感」を国民に転嫁しているというのである。

政治家や官僚は逃げずに仕事しろよ、としか思えないのだが、そういう「日本の指導層」に私たち国民が乗っかってきたことも事実だ。

共謀罪法案などもちろんトンデモないわけだが、内田氏の記事を読んで私が思うに、戦後の「成功体験」の延長線上、つまり「大量消費型経済の無限の成長」という洗脳を一人ひとりが解いていくことからしか、物事は始まらないのではないか。

2017年5月16日 (火)

今日発売の雑誌『週刊SPA!』で記事執筆

今日発売の雑誌『週刊SPA!』で記事を書いています。

■週刊SPA! 5/23号(公式サイト)
https://nikkan-spa.jp/magazine/1332425


特集企画記事「実は都民ファーストではない小池都政を暴く!」の中で、小金井市都道計画問題について書きました。以下は特集冒頭より。

東京都議選が近づき、小池知事率いる「都民ファーストの会」がどれだけ勢力を伸ばせるのかが注目されている。ところが、都政に関してマスコミが取り上げる話題といえば、築地市場の豊洲移転問題や議員の動向ばかり。「都民ファースト」を掲げて当選した小池都知事に対する疑問の声が上がっている。(引用ここまで)

なお、小金井市都道計画問題は本ブログでも継続的に取り上げています。

■都道計画の説明会
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-d696.html


■「骨格幹線道路」ではなかった、小金井の都道計画案
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-5190.html

■小金井都道計画問題で舛添都知事に質問してみた
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-d9da.html


■小金井都道計画問題で小池都知事に質問してみた
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-5589.html

書店・コンビニで。

2017年5月15日 (月)

今日から週休3日

今日から、毎週日・月・水が休日の週休3日制を始めた。
関係者には半月前に告知していたので、特に問題なく移行できた。

これまでも時短には取り組んできた。

■生産性を上げるには
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-49da.html

■1日の労働時間
http://saitoh-madoka.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-932e.html


しかし思うように成果を出せなかったのである。仕事が来ると「断ったら仕事が切れちゃうから」とつい受けてしまい、休日返上を解消できなかったのだ。

休みも取らずに仕事していると生産性は下がり、納期も遅れがちになる。目先のことしか見えなくなるから、腰を据えて取材したり企画を考えたりできなくなる。

すると目先の売上確保のため、単価が安く、あまり気乗りのしない仕事でも受けてしまう。そうして休みも取れなくなり・・・。いつの間にか再び負のスパイラルにどっぷりはまり込んでいるのであった。

こんな働き方は誰の得にもならない。ひたすら頑張っているように見えて、時間すなわち人生を奪われているだけではないか、と気が付いた。

しかも、これだけ休みを減らして仕事していても売り上げは停滞し、好きな仕事をしている実感も乏しい。2008年春から本格的にこの仕事を始めて10年になるが、今までの仕事のしかたは必ずしも持続可能ではなかった、と思っている。

ではどうすれば楽しく仕事ができるか? お金の心配は脇に置いて、ゆっくり本を読んだり出かけたりする自由な時間が欲しい。それには自分の場合、強制的に休みを確保するのが一番だ。

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きちんと休み、遊ぶ、といった「仕事から離れた時間」を持つことで、生産性は上がると思っている。労働日数は減ったが、その分集中して緊張感をもって仕事ができるはずだ。まあ、うまくいかなかったらまた考えればいいんだし。

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それで今日は羽田空港に行ってきた。飛行機が離着陸する様子はいつまで見てても飽きない。空港職員のきびきびした働きぶりも見ていて気持ちいい。私は飛行機ファンなのである。

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2017年5月12日 (金)

今日発売の雑誌「週刊金曜日」で記事執筆

今日発売の雑誌「週刊金曜日」(5月12日号)で記事を2本書いています。

■週刊金曜日 5月12日号目次(公式サイト)
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002297.php

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1本は「金曜アンテナ」欄で5・3憲法集会のレポート。もう1本は、武藤北斗さんの著書『生きる職場』の書評です。

武藤さんは「パプアニューギニア海産」の工場長。パート従業員が自由に出退勤してよい画期的なしくみ「フリースケジュール」を工場で実践しており、社会的に大きな注目を集めています。

Cover

書店でどうぞ。

2017年5月 3日 (水)

5・3憲法集会に5万5千人 山城議長も登壇

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護憲を願う市民による「5・3憲法集会」(同実行委主催)が東京・有明で開催。沖縄平和運動センターの山城博治議長もかけつけた。

辺野古と高江で進む米軍の新基地・施設建設に反対して逮捕起訴された山城氏。昨年10月以来、約5か月間拘留されていた。「共謀罪法案は県民のたたかい、全国の運動を潰すのが目的。力を合わせて(法案を)葬ろう」と壇上から訴えた。

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集会後、参加者は豊洲、お台場の2方向に分かれてデモ行進した。

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集会参加者数は昨年より5千人多い5万5千人(主催者発表)。

2017年4月24日 (月)

「ひとりブラック企業」になりやすいフリーランス

フリーランスはうっかりすると仕事を詰め込みすぎてしまいがちで、私もそうだ。仕事を断るとお呼びがかからなくなるかも知れない、収入が減ったらどうしよう・・・。背景にはそんな不安があるのではないか。

仕事を詰め込みすぎると目の前のことに追われて、一歩引いてものを冷静に考える余裕がなくなる。そうやって判断力がマヒしたところで仕事の依頼が入ると、限界を超えているのに「頼られているんだ、応えなきゃ」と受けてしまう。

それが続くと仕事の能率が落ちて、ダラダラと原稿を書く羽目になる。ああまた詰め込みすぎてしまった・・・と一段落してから反省するのである。休みも取れず、仕事の質も下がり、誰にも何もいいことがない。

そもそも「頼られているんだから頑張ろう」とこちらが思っていても、発注側は「代わりのライターなんていっぱいいるんだから」ぐらいにしか思っていないかもしれない。

この先長く仕事を続けるにはたとえば「仕事が早い」だけではダメで、「その人でなければ出来ない」というような強みが必要だが、目先の仕事に追われていてはその「強み」が何かを考えることも出来ない。こうして世の中のフリーランスがクライアントによって使い捨てられていくのであった。

ところでこのブログも更新が長いこと滞っていたりするが、それは仕事が忙し過ぎたからだ。遊びや休息を疎かにする働き方はブラックそのもので、人間らしくない。私もいい加減、仕事のスケジュールを詰め込みすぎる「ひとりブラック企業」的な働き方から卒業しようと思っている。

2017年2月14日 (火)

今すぐ生産性をアップする、たった一つの方法

十分寝ること。
それだけ。

私の場合、遅くとも夜11時までには床に入り、朝7時ころまで寝ている。つまり8時間以上は確実に寝ている。

しかも、昼ごはんを食べた後、1時間くらい昼寝している。
そうすると午後もスッキリした頭で仕事ができるのだ。

以前紹介した本『しないことリスト』(pha著、大和書房)に、睡眠をめぐる人気漫画家の話が出てくる。いわく、徹夜続きを自慢しあっていた手塚治虫と石ノ森章太郎は60才で死去。一方、水木しげるは93才まで生きた。

手塚と石ノ森の様子を見て水木しげるが言ったという一言が至言でシビレル。

「睡眠をバカにしてはいけない、睡眠こそが長生きや幸せのすべての源だ」


そんな水木は1日10時間寝ていたそうだ。

まあ、人によって十分な睡眠時間には差があるし、昼に寝て夜に仕事している人がいて、世の中が回ってもいる。だから夜は寝なければダメと言いたいのではない。それぞれの事情にあわせて、毎日十分に睡眠をとれればいい、というほどのことだ。

しっかり睡眠をとっていると、日中眠気に襲われることがない。集中して仕事できるから、仕事のペースが安定する。すると夜ふかししなくて済む。プラスの循環である。

それでふとんは天日に干すか乾燥機にかけてフカフカにしておく。今は冬なので湯たんぽも欠かせない。ぬくぬくとまどろみながら眠りに落ちるのは至福だ。

2017年1月11日 (水)

事業者も手を焼くマイナンバー

昨年、拙ブログでマイナンバーの不提供を表明したが、事業者の中からも「脱マイナンバー」の声が上がっていることを知った。

■マイナンバーは扱いません。(株式会社ミシマ社のBlog)
http://blog.mishimasha.com/?eid=995989

年金や社会保障のデータと紐づけされ、しかも漏洩のリスクをゼロにできない個人情報であるマイナンバー。国はそれを事業者に収集させ管理させようとする。

「ミシマ社は、関係者の方々のマイナンバーを扱わない方針をとっております。

とてもじゃないですが、わざわざ危険を抱え込むようなことはできません。

先ほど申したように、必ず漏れるのですから」(同ブログから引用)

これは、きわめて真っ当な感覚ではないだろうか。

国民へのメリットがほぼ感じられないマイナンバー制度。行政の都合で作られたのだから、それは当然だ。マイナンバー制度は廃止するしかないと私は思うが、「マイナンバーは扱いません、提供しません」と、個人も事業者ももっと声を上げる必要がある。

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