沖縄

2016年6月22日 (水)

米軍属沖縄女性殺害事件・日本人に隷属の自覚はあるのか

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6月19日(日)に沖縄で行われた、オール沖縄主催の県民大会。正式名称を「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾!被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」という。これに呼応する国会前集会に足を運んだ。

沖縄に米軍基地を押し付け、他方、沖縄を「癒しの島」として消費する本土の人間。私もその中のひとりであるが、この現実から目を背けるわけにはいかない。とはいえ国会前に向かう足は重かった。

■沖縄県民大会にみる「健全なナショナリズム」のカタチ(古谷経衡
http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20160621-00059060/

「真の植民地人とは、米軍基地や在日米軍から最も遠い、安全で快適な本土の、東京や神奈川の閑静な住宅街の自室で、稚拙なネット動画や「親米保守」言論人の言い分に寄生し、怒りの感情を忘れただヘラヘラと笑いながら星条旗を振りかざす本土の日本人ではないのか。彼らこそが真の意味での「植民地」に住まう人々なのではないか。隷属、という言葉は、彼ら本土の「親米保守」にこそふさわしい形容である」(記事より)

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米軍基地があることで命が奪われ軽んじられている。隷属を拒否するのであれば、このことに本土の人間は真剣に怒らなければならないはずである。

2016年6月 3日 (金)

沖縄は米軍基地への抗議も許されないのか

5月に発生した米軍属による沖縄の女性殺人・死体遺棄事件。これまで米軍人・軍属による犯罪は繰り返し行われ、日米地位協定により訴追を逃れるケースが多かった。沖縄では当然のごとく基地への抗議が強まっている。当たり前のことだが、米軍基地がなければ起きなかった事件だ。

ところがここにきて、米軍の兵士や家族の一部がプラカードを持ち、路上で哀悼の意思を表明しはじめた。どうやら教会の信徒が行っているらしい。そして「なぜこれが報道されないのか」との意見や論調がネットで増えてきている。

中でも「イミシン」というウェブサイトが掲載した「記事」は興味深い。
http://www.imishin.jp/i-love-american/

サイトには連絡先がなく、「記事」執筆者の署名もない。まるで体裁をなしていないのだが、それはさておき、事件を機に米軍への批判が高まっていることに対して次のように言う。

「週末から週明けにかけ、実際の沖縄県ではこのような活動(註:米軍関係者による哀悼の意思表明)が盛んに行われているのにも関わらず全く報道されていないとメディアの判断に対する批判の声もあがっている」「ツイッターでは、沖縄県内における反基地は少数派であり、民意ではないということを沖縄より発信する人々も増えている」

基地への抗議や沖縄の反基地運動の存在を打ち消すような書きぶりだ。しかし少し調べればいずれもウソだとわかる。「全く報道されない」とあるが、琉球新報は行動があった翌日には報じている。

■米軍属女性遺棄 悲しみに共感 教会に通う米軍人や軍属ら(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-287997.html

ちなみに琉球新報は沖縄タイムスと並び、日頃から極右勢力が「偏向メディア」と批判してはばからない沖縄の地元紙だ。偏向しているのは誰だろうか。

「沖縄県内の反基地は少数派で、民意ではない」というのは、わざわざ指摘するまでもないだろう。そもそも、オール沖縄が選出した翁長知事は辺野古新基地建設に反対。また、今回の事件を受けて沖縄県議会は、全ての在沖米海兵隊の撤退を求める抗議決議を全会一致(野党の自民党は退出)で可決した。

■「米海兵隊は撤退を」抗議決議を可決 沖縄県議会(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ5T7TLQJ5TUTIL055.html

在沖海兵隊全ての撤退を求める決議は本土復帰後初めてという。米軍基地に苦しむ沖縄の怒りは沸点に達しているのだが、これが民意でなければ何を民意というのだろう?

それとも、沖縄は米軍基地への抗議も許されないとでも言うのだろうか。

2016年3月 5日 (土)

辺野古工事中断、国政選挙へ先手打つ?

沖縄・辺野古沖の米海兵隊新基地計画。建設に向けた作業が、国と沖縄県との和解で一時中止されることになった。

安倍首相は移設そのものは諦めていないので、夏の国政選挙に向けて与党が不利にならないよう、先手を打った形だ。選挙で勝てば、また作業を再開するだろう。

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写真は15年5月、キャンプ・シュワブのゲート前。
座り込みは600日を越したはずだ。

しかし辺野古の海と陸からの粘り強い抗議行動、そして法廷闘争も可能としたオール沖縄の枠組みが今回、国から「譲歩」を引き出したのは間違いない。

そして米国にも、態度に変化が生じているようだ。

■膠着に米政府、根負けか 「刺激せぬよう」慎重論も(ANNニュース)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000069639.html

国防総省も「移設計画に遅れが出る」と認めている。
沖縄県は米国の懐に飛び込んで基地削減、移設中止の交渉を行っているのだ。

米国の言いなりのようにしか振る舞えないわが日本は、沖縄から学ぶべきではないのか。

2016年1月23日 (土)

沖縄・宜野湾市長選挙は明日投票

沖縄県宜野湾市長選挙が明日24日に投開票される。
自公が推す現職候補が勝てば、国は「普天間移設の民意が示された」と宣伝するだろう。
その現職候補の陣営は「政府から全面支援を取り付け、普天間跡地にディズニーリゾートを誘致する」と宣伝しているようだ。ネットにはそのビラの画像もアップされている。

ところが国は、ディズニー誘致に関する答弁書で「(政府閣僚らの)誘致活動は政治家個人の活動に関わるものであり、政府として答える立場にない」と回答(※)。つまり国は「全面支援」を否定したことになる。

いわば根拠のない公約を掲げての、なりふり構わぬ選挙活動と言える。

※照屋寛徳衆院議員の質問主意書と国の答弁書
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/secure/160120.htm

しかし、そもそも外からの誘致による経済振興は、経済を外に依存することでもある。普天間跡地をどう沖縄の経済的自立につなげるのか。基地の是非は、そうした争点もはらんでいる。

2010年10月20日 (水)

書評 『嘉納辰彦写真集 もうひとつのウチナー —海を渡った島人—』

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沖縄発のブログメディア「沖縄オルタナティブメディア 0」にて、『嘉納辰彦写真集 もうひとつのウチナー —海を渡った島人—』の書評記事を執筆いたしました。
http://oam0.blog75.fc2.com/blog-entry-366.html

「沖縄オルタナティブメディア 0」は、リアルな沖縄の姿に迫る、新しいリアルタイムメディア。私も注目しています。ぜひご高覧くださいませ!

『嘉納辰彦写真集 もうひとつのウチナー —海を渡った島人—』
著者:嘉納辰彦
出版社:ボーダーインク
発刊:2010年6月
http://borderink.shop-pro.jp/?pid=21206246

2010年8月22日 (日)

エックス・アライアを知っているか

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サーフボードはプラスチック製が相場だと思っていましたが、木の板を削って作るサーフボードもあるんですね。

琉球発・波と対話する木製サーフボード登場!(greenz.jp)

サーフィンのルーツはハワイだそうですが、考えてみれば昔の人は自分で木を削って波乗りを楽しんでいたわけです。

その波乗りの原点に一番近い木製ボードを「アライア」と呼びます。
「エックス・アライア」は沖縄本島南部の南城市に住むフランス人、ムラン・ザビエさんが作るボードのブランド。

サーフィンと聞くと、困ったことに好奇心より先に「チャラい!」と拒否反応が出てしまう私ですが、このボードでならチャレンジしたいなと思ったり。
カナヅチなんですけどね・・・。

暑いとブログを更新する気にならず、久々の更新です。
最近ようやく夜が涼しくなりました。
猛暑が一段落した頃から、アマゾンで再び拙著『多摩のまち 自転車探検』がぽつぽつ売れ始めている模様。
買ってくださった見知らぬみなさま、有難うございます。

2010年7月25日 (日)

沖縄本島自転車ツアー

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沖縄好きの私。
原稿の締切に追われているにもかかわらず逃亡するように沖縄へ。
1週間かけて本島を自転車で1周してきました。

けれども、ステキなビーチを眺めて「ああ癒される」で終わらないのが沖縄。
本土資本によるリゾート開発の傷跡。赤土に染まる海。
そして、基地建設から豊かな自然と自分たちの生活を体を張って守っている住民の方々。考える旅でした。
「地球のココロ」にて道中記を書いております。

「沖縄本島を自転車で1周! サドルの上から見たオキナワ」

さて、今回の自転車ツアーのご縁で知ったブログ。
高江のヘリパッド建設を防ぐために現地入りしている若者が書いています。

「辺野古と高江に軍事基地は作らせない!!!」

現場の空気が伝わってきます。地元の苦悩と、そこにつけ入る当局。
他人事と思ってはいけません。
基地からの自由は、アメリカからの自由と同じこと。
自立を試されているのは、実は私たち一人ひとりなのではないでしょうか?

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